塾長・最高顧問 元谷 外志雄
勝兵塾第31回月例会が、12月19日(木)アパグループ東京本社6階会議室にて開催されました。
冒頭のアパグループ代表、元谷外志雄塾長の挨拶では、「日本のメディアは一色になってしまい、私の思いと違うことがさも本当のことであるかのように書かれている。北朝鮮問題に関して重要なのは、北朝鮮が緩衝エリアとして存在することが日本の国益に沿うことだということである。張成沢(チャン・ソンテク)前国防副委員長を処刑したことが話題になっているが、改革開放路線をとる張氏が強くなると、中国に擦り寄っている韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領とともに、中国の傀儡国家である南北朝鮮連邦国家が生まれてしまう。張氏の処刑は、金正恩を立てつつも崔竜海(チェ・リョンヘ)総政治局長が主導したクーデターと言っても良い。北朝鮮が中国にもロシアにも米国にも与しない独立国家であることが日本の国益に合致する。先日李登輝閣下と対談したが、米国の国際影響力が低下し、中国が台頭する現在はリーダー無き『Gゼロ』の時代であり、自分の国は自分で守り、力の空白域を作ってはいけないという認識で一致した。安倍政権は1年間でかなり多くのことを成し遂げたが、安倍首相が自らオリンピックの開会式をやるくらいの長期政権となってもらいたいと思い、エッセイや勝兵塾、夕刊フジの連載などで応援している。」と、北朝鮮問題と「Gゼロ」時代における日本のあり方について語られました。