第52回 勝兵塾月例会レポート

塾長・最高顧問 元谷 外志雄

塾長・最高顧問 元谷 外志雄

 第52回勝兵塾月例会が、9月17日(木)にアパグループ東京本社会議室にて開催されました。

 冒頭のアパグループ代表元谷外志雄塾長による開会のご挨拶では、「先日、第8回真の近現代史観懸賞論文の審査会を行った。私の知らない事実が沢山あり、その中の1つに、『宣戦布告は議会の承認を得るのがアメリカのルールであったが、日本に対する実質的な宣戦布告書であったハル・ノートは戦争が終わるまでアメリカ国民はもちろんのこと上下両院議員の誰も知らなかった。』とあった。日米開戦に反対の立場であった共和党のハミルトン・フィッシュ元下院議員は、日本の真珠湾攻撃に対して、『交渉の最中に攻撃するのはけしからん』と開戦に賛成する名演説を行い、アメリカ国内でリメンバー・パールハーバーという気運が沸き上がったが、『ルーズベルトはけしからん』というのが私の思うところである。ルーズベルトは我々日本を騙し、アメリカ国民並びに上下両院議員を騙して戦争に突き進んだ。日米戦争は日本が追いつめられて戦った戦争であった。このような背景を含めて歴史の勉強を行うことは意義のあることであり、今後も懸賞論文や勝兵塾で真実の歴史の検証を続けていく。」と、背景にある歴史的事実から真実は何であったかと考えることの重要性を説かれました。

続きを読む “第52回 勝兵塾月例会レポート”

第51回 勝兵塾月例会レポート

20150627_1111383

塾長・最高顧問 元谷 外志雄

 第51回勝兵塾月例会が、8月20日(木)にアパグループ東京本社会議室にて開催されました。

 冒頭のアパグループ代表元谷外志雄塾長による開会のご挨拶では、「8月14日から4泊6日でインドを訪問し、交通インフラ大臣や観光大臣、元副首相でキングメーカーと呼ばれているL.K.アドバニ氏や映画関係者、ホテルオーナー達と対談をしてきた。その中で私は、『最大の親日国家であるインドと日本は連携していくべきだ。』と主張してきた。冷戦時代、インドはソ連側に属しており、中国に対抗して核開発を行ったことでアメリカとの関係が悪くなり、そのため日本もアメリカに追随させられインドを冷遇してきた。インドは世界最大の英語圏であり、人口の約4割は日常的に英語を話しており、平均年齢が若く人口が増えているため、今後大きく成長、発展する可能性が高い。核を持つインドと、先端科学技術を持ち、通常兵器でも高い技術力を持つ日本が連携を図るべきである。アメリカは毎年5兆円ずつ軍事費を減らし、膨張する中国と撤退するアメリカの間で、日本はアメリカ、インド、オーストラリア、台湾等、親日国家とヨーロッパにおけるNATOのような集団安全保障体制を構築して中国の海上覇権に対抗すべきだ。」「歴史問題はボタンの掛け違いから始まっている。専門家と呼ばれる人達は日本による中国侵略の原点は張作霖爆殺事件であると言っている。しかし実際にはソ連の特務機関GRUの犯行である。英国情報部の文書が公開され、列車の爆破にソ連製の火薬が使用されていたと報告されていたことからも明らかである。日中戦争と言われるが、当時「中国」という国はなく、軍閥が割拠して争っていて、日本は一つの纏まった国と戦争していたわけではない。アメリカは原爆投下の呪縛に今尚捉われている。原爆を投下したアメリカが良い国であるためには日本が悪い国でなければならない。だから、中国や韓国が南京三十万人大虐殺や従軍慰安婦二十万人強制連行説などを捏造しても、アメリカは黙認してきた。さらに日本の戦後敗戦利得者である反日日本人がこれらに同調してきた。私は歴史の真実を明らかにするため『理論近現代史学』を出版した。また来月号のエッセイでは、2009年に私がサンクトペトロブルグに行き、張作霖爆殺事件ソ連犯行説を著書で明らかにしたドミトリー・プロホロフ氏との対談を一部紹介している。是非皆さんにも読んで頂きたい。」と、日印関係の戦略的重要性を指摘されるとともに、日本の中国侵略の原点とされる張作霖爆殺事件の真相とその根拠について語られました。

続きを読む “第51回 勝兵塾月例会レポート”