
塾長・最高顧問 元谷 外志雄
冒頭のアパグループ元谷外志雄代表による塾長挨拶では、「今回の騒動について、アメリカ本土やハワイ、フィリピンの知人からも連絡があり、世界中で話題になっている。最近ネットに投稿された動画だけでなく、その数か月前からホームページへの攻撃があり、背後に相当の規模の組織があるのではないかと気になっている。安倍総理は大変な活躍をされており、中国包囲網に対して快く思っていない中国が、アパが安倍総理と近いと思って、攻撃しているのではないかとも思える。ここで屈服すれば悪い先例を作ってしまう。日本には言論の自由があり、何を書いても良いし、客室に本を置くことで攻撃されるようなことはあってはならない。これまで全国から10、000を超える激励のコメントを頂いており、多くの国会議員からも激励のお電話を頂いている。言論の自由のない国から見れば、アパの世界戦略もあり、アパの主張が世界に広まることを恐れ、アパを攻撃すれば怯むと思ったのだろう。しかし、こうした主張は過去から一貫してやっている。このタイミングでの攻撃は、直接アパを狙ったものではなく、背後に大きな組織が絡んでいると考えられる。しかし、撤退戦は考えていない。営業面では公式サイトからの予約はできず、中国からも予約ができない状況にあり、マイナス面もあるが、長期的にはアパの名前を知ってもらう良い機会になった。数か月もすれば何の騒ぎだったかは忘れられ、アパの名前だけが記憶に残る。成長している企業のCEOが主張しているからこそ、皆も私の主張を聞いてくれる。皆様から多くの応援を頂き、お礼を申し上げたい。」と、中国からの批判に対する毅然とした姿勢を示されました。続けて、1月9日に加賀片山津温泉佳水郷で開催されました新年祝賀会の模様を視聴しました。

靖国神社崇敬奉賛会事務局 柴田裕史様
靖国神社崇敬奉賛会事務局の柴田裕史様は、「靖国神社は明治2年に創立され、246万6千の御霊を祀っている。戦後70年以上が経過し、英霊と直接ご縁のあるご遺族・戦友の方々の数が年々減少しており、一般の方々にもお支え頂きたい。」と、靖国神社崇敬奉賛会や靖国神社150周年記念事業への支援を呼び掛けられました。
衆議院議員 岸本周平様
衆議院議員の岸本周平様は、「2017年の政治、経済リスクについて、ロンドン・エコノミストは“Planet Trump”というタイトルを付けて論じた。直訳すれば『トランプの惑星』という意味だが、“planet”には『惑星』の他に『彷徨う』という意味もあり、今年はトランプ氏に翻弄される年だろうという皮肉った見方でもある。サッチャーやレーガンは新自由主義経済を掲げてパラダイムを変えた。それが行き過ぎて、その後にブレアやクリントンが出てきて振り子が少し戻った。トランプ大統領の登場によって、新しいパラダイムの登場となるのか、回顧主義へ向かうかが問題である。政府が一企業の行動に口を出すのがどこまで本気なのか、WTOから離脱するのか、NAFTAをやめるのか、という不安がある。まさに資本主義の危機である。また、トランプ政権は軍人とウォールストリート出身者で占められているが、小粒である他、利益相反の問題もある。一方、ヨーロッパ経済は停滞のリスクがある。オランダ、ドイツ、フランスと選挙が続き、極右勢力が台頭してくるだろう。イギリスはEUを離脱するが、アメリカと組む可能性が高い。英米でFTAを結ぶのではないか。ヨーロッパは保護主義とテロによって経済が停滞するだろう。金融危機についても、イタリアNo・2の銀行が破綻するリスクがあり、ギリシア問題も先送りしただけである。中国はシャドーバンキングや省政府の赤字問題があり、供給過剰問題も抱えている。AIIBは機能していない。アメリカが内向きになり、中東から引いて空白ができると中国とロシアが挑戦してくるだろう。ドル高円安と株高は反転のリスクがある。トランプ氏が昨日、ドルが高すぎると言ったら為替が動いた。アメリカは為替レートを変えることができる国であり、円高になるリスクがある。また、迷信ではあるが、7の付く年はマーケットが荒れる。」と、トランプ政権の誕生を中心に2017年の政治経済に関するリスク要因について論じられました。
一般社団法人JCU代表理事 江口峻様
一般社団法人JCU代表理事の江口峻様は、「CPACはアメリカの共和党を応援する政治イベントで、ワシントンで開催される。JCUはアメリカの保守団体であるACUと連携して日本からアメリカの共和党を応援する組織であり、基軸を日米同盟に置きながら日本の独立を主張している。アパに対する中国政府による批判は、言論の自由のある日本に対する内政干渉である。中国は南シナ海への進出を安倍政権が反対しており、アメリカでもトランプ政権が誕生することで、ゆさぶりをかけてきているのだろう。それだけアパが影響力を持っているということである。春節前に経済力で圧力をかけてきている。中国の経済力の前に屈した国がアフリカにはたくさんある。今後世界の潮流が変わる。トランプ政権は共和党政権ではなく、共和党とビジネス界の連立政権である。日米同盟は変わらないが、経済的にはいろいろ言ってくるだろう。日米同盟は基軸だが、我々は独立国家の一員であり、何でも対米追従であってはならない。今後アジア政策が乱れてくる。日本は独立国家として厳然と自国の権威を守らなければならない。アメリカは中東で、大使館をテルアビブからエルサレムに移そうとしている。トランプ氏の娘婿はユダヤ教徒であり、彼が閣僚に入れば大使館を移すだろう。」と、トランプ政権の本質について論じられました。
米籍弁護士で株式会社ワールドウィズアウトボーダーズCEO ジェームズ・ニコラス・パパトネス様
米籍弁護士で株式会社ワールドウィズアウトボーダーズCEOのジェームズ・ニコラス・パパトネス様は、「先日代表に初めてお会いして、日本の歴史を正しく知ることの重要性を教わった。日本には宝物のようなすばらしい歴史があるのに、あまりにも日本人がそれらを知らないので、個人的な経験から話をしたい。私の叔父はGHQの将校であり、父も戦前から日本と関係があった。第一次世界大戦でギリシアとトルコが戦争をした際に、スミルナでギリシア人に対する虐殺があったが、ギリシア人であった祖父は日本の駆逐艦に救われた。当時イギリスの要請で日本の駆逐艦が地中海に来ていたことに驚く人もいるだろう。日本は第一次世界大戦では勝者であり、ドイツから青島やマーシャル諸島、マリアナ諸島等を獲得し、列強の仲間入りをした。日本がいなければ今の私はなかった。」と、個人的なエピソードを交えながら第一次世界大戦における日本の素晴らしい活躍を紹介されました。
衆議院議員・消費者問題特別委員長 原田義昭様
史実を世界に発信する会会長代行 茂木弘道様
勝兵塾事務局長 諸橋茂一様
大阪市立大学名誉教授・経済学博士で国際政治学者 山下英次様
議員立法支援センター代表 宮崎貞行様
最後に塾長より、「今回も素晴らしいお話を聞かせて頂いた。先程、デヴィ夫人から『番組の収録のため本日参加できなくなったが、是非参加したかった』と電話を頂いた。」と会を締め括られました。