代表理事ご挨拶

「誇れる国、日本」の再興を目指して

 戦後日本は、敗戦の焼け野原から奇跡の復興を遂げ、経済大国となりました。その間、戦前の全てを否定し、道徳教育や歴史教育が欠落しつつも、勤勉さと潜在能力の高さから高度成長を実現するができました。しかし、1990年代初頭のバブル経済の崩壊から、20年以上に亘ってデフレ経済に苦しみ、多くの日本人は精神的支柱がないまま、自信を喪失してきました。世界のボーダレス化が進む中で、グローバル人材の育成が急務とされていますが、真のグローバル人材とは、単に語学ができるだけではなく、祖国の歴史や文化を学び、海外に向けて発信していくことのできる人材だと考えます。

 私は、平成20年に多くの日本人が歴史の真実に目を向けるよう、「真の近現代史観」懸賞論文制度を創設し、平成23年には、正しい世界観、国家観、歴史観を持った人材の育成を目指して「勝兵塾」を立ち上げました。これらの活動は当財団に承継され、当財団は平成27年6月24日付で公益法人の認定を受けて公益財団へ移行いたしました。これを機に当財団の活動を一層充実させながら、「誇れる国、日本」の再興を目指して、皆様とともに歩んでいきたいと思います。

公益財団法人アパ日本再興財団

代表理事